県議会で会派の取り扱いについてのルール変更が行われたことが報道されている。
現在、群馬県議会では定数50に対して自民党が29議席となり、多数派ではあるが相対的に力を落としてきている。
具体的には6ある常任委員会のうち、一部で非自民勢力を下回る事態になっている。このため、常任委員会の数を5に減らし、委員会での多数を確保しようというルール変更が自民党から各会派に打診されたという。
あまりのご都合主義に、「怒るというより笑っちゃう」と感じるのは私だけではありますまい。
その後、自民党は2人会派の「ポラリスの会」と「連合会派」なるものを組んで、この難局を乗り切るという方針になったらしい。連合会派というのはよくわからないが、別の会派だけど一緒の会派としてカウントして欲しい、という特別ルールのようだ。
だったら一緒になればいいのに、そうはいかないらしい。愛し合っていても一緒になれないとか、好きでもないのに一緒にいるとか、世の中には大人の事情というものが少なからず存在するので、これもその類であろう。
ともかく、かくして自民党は常任委員会での多数を得るに到った。権力に対する執着と様々な知恵を巡らす自民党のすごさを感じる事案だ。
地方議会の会派構成というものについて、ほとんどの有権者が関心を持っていないと思うが、中央での政権交代が現実味を帯びる中、地方議会の勢力図もしずかに変転している。
次期県議選で、民主党はもっと多くの候補者を擁立する準備を進めている。ご都合主義では回避できないような、新しい勢力図が描かれる日もそう遠くはない。
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【東京新聞 3/6】 県議会の議会運営委員会は5日、最大会派の自民党(29人)から提案された保守系会派・ポラリスの会(2人)との「連合会派」結成案を賛成多数で承認した。両会派はそれぞれ独立したまま、議会運営上の活動を合同で行うことが可能になる。
自民党は、所属県議の市長選出馬などによる辞職で議席数が減少傾向にある中、政策面で共通するポラリスの会と組むことで県議会の安定多数を確保しようと、連合会派の結成を発案。採決では、リベラル群馬と民主党改革クラブ、爽風の三会派が強く反対した。
三会派は「連合会派のような発想に基づく複数会派の活動は全国でも例がない。自民の党利党略に基づく独善的な行動であり、県議会のルール改悪につながる」として反発を強めている。
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少し古い記事ですが、以下経緯がわかるので転載させていただきます。
【産経新聞 2/19】自民党、ポラリスの会が「連合会派」結成へ
群馬県議会の自民党(29人)とポラリスの会(2人)が、4月から議会運営で協調路線を取る「連合会派」を結成する方針を固めたことが18日、分かった。運営上の規定はなく、3月上旬の各派代表者会議で取り決めが行われる。
ポラリスの会の2人と自民党は、市長選や県議選などでの反目もあり、一定の距離を保ってきたが、政策面での違いは少なく、自民党内では昨年10月ごろから、次期衆院選を見据え、ポラリスの会との協調方法を模索してきた。
また、2月定例県議会時点では、6常任委のうち4常任委の委員長を除く委員数で、自民が非自民を上回るが、ほかの2常任委では同数または、下回るなど勢力拡大が課題となっていた。
そこに、今年1月の県議補選で、反自民色の強い後藤新氏が当選。この県議補選を機に、自民党との合流を志向するポラリスの会と、議会運営での影響力を保持したい自民党との思惑が一致し、方向性が決まったとみられる。
連合会派が結成されると、常任委員会や特別委員会の委員数の決定や一般質問の時間割り当てに際し、31人の一会派として数えられるが、政調調査費の交付は別々となる。
自民党県連の南波和憲幹事長は「同一の歩調を取ることで、議会内での影響力を保ちつつ、衆院選を見据え、結束力を高める」と話している。また、ポラリスの会の星名建市代表は「政策面での考え方はほとんど同じで、議会運営上、数は必要なこと」と話している。
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